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イセエビ
分布:千葉・長崎以南、台湾の外洋に面した沿岸の岩礁域
体長:30cm
本種の子どもはフィロソーマ幼生と呼ばれ、透明で平たいクモのような体をしています。フィロソーマは約1年もの間、黒潮や対馬暖流の流域やその周辺をただよったのち、接岸してプエルルス幼生と呼ばれる小さくて透明なエビに姿を変え、岩場の海底で生活を始めます。せっかく沿岸にたどり着いても、そこが砂浜や泥の海底だとイセエビは生きていけません。このような試練を乗り越えたものたちだけが私たちの食卓に上るのです。種子島・屋久島以北で獲られています。
出典:九州発 食べる地魚図鑑 大富 潤 (著)
- 市場名・地方名
- まいせえび
- 主な漁法
- さし網
- 食べ方
- 刺身, 焼き物, その他