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ヒメアマエビ
分布:駿河湾、土佐湾、鹿児島湾、東シナ海、フィリピン、インド、インドネシア、南シナ海、オーストラリア、太平洋東部の大陸棚縁辺~陸棚斜面
体長:7cm
ヒメアマエビは鹿児島湾の伝統的な底引き網漁「とんとこ漁」で漁獲される7cmほどの深海性のエビ。
ジンケンエビと認識されていたが、2009年に鹿児島大学の大富教授らにより別種とされ、甘エビ(ホッコクアカエビ)と同じ科に属すること、体が小さくきれいなピンク色であったことから”ヒメアマエビ”と命名された。
以前は市場価値が低く、入網しても海に戻されることが多かったが、大富教授らの普及活動によって極上の甘みが広く知られるようになり、現在では魅力的な資源となっている。素揚げやかき揚げのほか、刺身や寿司など、生で食べてもおいしい。
出典:九州発 食べる地魚図鑑 大富 潤 (著)
- 市場名・地方名
- しばえび、したえび
- 主な漁法
- 小型底びき網漁業
- 食べ方
- 刺身, 揚げ物